2017-05-30 第193回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
しかし、我が国では、心臓移植希望者の十三人に一人、腎臓移植希望者の百人に一人が移植を受けているという状況であります。 待機者の心情を考えますと、更なる移植医療の推進はどうしても必要になってくると思います。こうした点からも、ドナーファミリーは臓器提供を取り巻く様々な課題について共に議論を深めていける大切なパートナーだと思うんです。
しかし、我が国では、心臓移植希望者の十三人に一人、腎臓移植希望者の百人に一人が移植を受けているという状況であります。 待機者の心情を考えますと、更なる移植医療の推進はどうしても必要になってくると思います。こうした点からも、ドナーファミリーは臓器提供を取り巻く様々な課題について共に議論を深めていける大切なパートナーだと思うんです。
このほか、政府に対しては、国民の臓器移植に関する普及啓発の取組状況、イスタンブール宣言以降の諸外国における渡航移植希望者への対応、臓器移植に係る費用の保険適用状況、移植コーディネーター等の現状等について質疑が行われました。 さらに、七月九日、臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案に対して、谷博之委員外五名より修正案が提出されました。
また、イギリスやドイツなどの受入れ中止などが影響をして、現在この渡航移植の大半はアメリカで行われておりますけれども、アメリカでは最近、自国の待機患者の感情に配慮をして、外国の移植希望者の手術費用を一気に高額化させる傾向もあるわけでございます。
○参考人(宮本高宏君) 先生御指摘のとおり、先ほども発言しましたように、国内での移植待機患者という数でいえば、圧倒的多数は腎臓移植希望者が占めるということは事実でありますし、移植術に関しても、提供も、心停止下での提供を受けて移植可能な臓器であるということも事実であります。
そこにございますように待機患者というふうになっておりますけれども、平成二十一年三月三十一日現在で社団法人日本臓器移植ネットワークに登録されている移植希望者数は、心臓が百二十八名、肺が百十一名、肝臓が二百三十九名、腎臓に至っては一万名を超える方等々ということで極めて多くの待機患者がおられまして、これと脳死からの臓器提供の数を見ると、非常に待機患者の方が上回っておりまして、中には、このままで行くと十年を
他方、合衆国は医療先進国としての役割を果たすために、五%ルールというものを、自国内のガイドラインなのか何か分かりませんけれども、一つの目安として、他国からの移植希望者に門戸を開いているということが言われています。もちろん、合衆国でも移植待機者は多数いるわけですが、先進国としての役割を果たすということで、五%提供されているんだろうと思っています。
○政府参考人(上田博三君) ちょっと私も個々の条件について在外公館の方で調べていないんで、正確なことは言えないんですが、新聞情報などでは、幾つかの国で海外からの、何といいますか、移植希望者については、例えば費用面なんかで制約を加えるというような動きがあるというふうに聞いておりますけど、ちょっと全体をまだ把握をしておりません。
そこで、まず政府に伺いたいと思いますが、この検証会議の構成メンバー、それから人選はどのようにされているのか、また移植希望者の代弁者が入っているのかどうか、ドナーの家族は入っているのかどうか。いかがでしょうか。
参集を求めております学識経験者の方々は現在十二名となっておりまして、まず救命治療に係る専門家、それから脳死判定の専門家、移植医療に係る専門家のほか、移植希望者の代弁者として全国心臓病の子どもを守る会の方に、それから、脳死患者の家族の方そのものは入っておりませんが、患者や家族の精神的ケアの分野において造詣の深い学識経験者に入っていただいているところでございます。
○上田政府参考人 社団法人日本臓器移植ネットワークに登録されております、平成二十一年、ことしですけれども、ことし三月三十一日現在の移植希望者数でございますが、心臓の方が百二十八名、肺が百十一名、肝臓が二百三十九名、腎臓が一万一千九百四十名、膵臓が百六十名、小腸が一名でございます。
こうした状況を踏まえまして、医療関係者等に対する移植医療に関する一層の普及啓発に努めるなど、臓器提供に関するとうとい意思ができる限り生かされるよう努めるということをやってきておりまして、提供者については、例えば、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病の感染を防止するため、一部の欧州渡航歴を有する者からの提供についてこれを見合わせていたところを、移植医療の緊急性、代替性等にかんがみまして、移植希望者が感染リスク
また、平成十六年一月、社団法人日本臓器移植ネットワークに対し、移植希望者の選択基準の運用の適正化について必要な指示を行っております。 以上、御報告申し上げますとともに、厚生労働省としては、今後とも移植医療の推進に努めてまいる所存でありますので、委員の皆様におかれましては、御理解を賜りますようお願い申し上げます。
ところが、移植希望者がふえ、ドナー登録者の増加に伴いHLAの適合率が上がるに従い、移植仲介例数がふえればふえるほど、骨髄移植推進財団の財政が厳しくなっていくと聞いております。
○政府参考人(下田智久君) まず、十五例目の事例についてのお尋ねでございますが、腎臓の提供を受けた二名の親族はレシピエント、つまり臓器移植希望者としての登録をしていなかったのではないかということでございますが、それはそのとおりでございます。 それから次に、指名することができるのかといった問題でございます。
○国務大臣(宮下創平君) 今、委員の御指摘のように、移植希望者の臓器移植ネットワークへの登録と更新につきましては、平成十年から新規登録の場合に一万円から三万円に値上げされております。更新料は五千円で据え置きということでございます。 新規の登録料につきましては、日本臓器移植ネットワークにおきまして、登録に要する実費を勘案して患者団体等とも調整の上決定されたものであると承知はいたしております。
○政府委員(伊藤雅治君) 日本臓器移植ネットワークは、眼球を除くすべての移植臓器に関しまして移植希望者の登録を行うとともに、臓器提供時のあっせんの手続を全国一元的に行っているのを役割としております。 それから、各都道府県の腎バンクは、地域の実情に応じて献腎登録を行うとともに、腎臓移植のみならず多臓器移植も視野に置いた移植医療全般に関する啓発普及を行うなどの役割を担っております。
提供された臓器の移植を受ける患者の選択につきましては、厚生省が作成した移植希望者選択基準等に基づいて行われております。 臓器移植の推進に当たっては、臓器提供意思表示カード等の普及が大変重要であります。
○伊藤(雅)政府委員 まず前段の現在の移植希望者の数でございますが、ことしの五月十四日現在で申し上げますと、日本臓器移植ネットワークに登録されております移植希望患者数は、心臓につきましては十九名、肝臓三十一名、肺八名、腎臓につきましては一万三千百六十三名となっております。 そこで、これらの臓器のうち、今先生御指摘のHLA型につきまして、移植の際に考慮する必要がございますのは腎臓でございます。
また、提供された臓器の移植を受ける患者の選択につきましては、厚生省が作成した移植希望者選択基準等に基づき適正に行われております。 さらに、臓器移植の推進に当たっては、臓器提供意思表示カードの普及が大変重要でありますが、本年五月末までに約九百四十万枚の臓器提供意思表示カードを配布しております。
また、今先生もおっしゃられましたように、骨髄移植に当たりましては、骨髄提供者と骨髄移植希望者の白血球の型が適合することが必要でありますが、骨髄提供希望者の登録数が、白血球の型が適合する骨髄液をすべての骨髄移植希望者に提供する段階までにはまだ至っておらないのであります。少し数字を申し上げますと、骨髄移植希望者の九割が適合するためには、日本の場合、登録者数が十万は必要である。
お手元の資料の最終のページ、五ページ目をちょっと読み上げさせていただきたいんですけれども、「本質と目的を見誤らないために—参議院の良識を」というところですけれども、 結論的に、十年をこえて営々と積み上げられてきた脳死論争の膨大なエネルギーを思えば、論争の受益は単に少数の移植希望者にとどまらず、広く国民各層におよぶものでなければならないはずです。
○国務大臣(小泉純一郎君) 提供された臓器に一番適している移植希望者を選択するための医学的かつ客観的な基準の作成、そして公平公正な臓器の配分のためのネットワークを構築するということがこの移植医療を信頼あるものにするために不可欠だと考えております。
また、提供臓器を適正に使用するためには、提供いただいた臓器に一番適している移植希望者を公平公正に選択するための医学的かつ客観的な基準の作成が不可欠であると考えており、既に厚生省のネットワーク準備委員会としての案が公表されたものと承知いたしております。
結局、要は移植希望者と臓器の絶対数のアンバランスからくるいろんな問題が実は心配をされるわけでございまして、アメリカのニック・ガイターノの「仮面のコレクター」という小説が、これは臓器移植を、提供を求めている患者の入院している病院の救急室の前に瀕死の被害者を置いていくというような意味の小説まで出ているぐらいですから、そういったようなこととか、あるいは臓器移植がゴーになった場合に疾病範囲がぐっと広がってしまわないか
移植希望者に限り脳死を人の死とする。それから、自分で、脳死を経て心停止とすることを死とすることも構わない。この四つをしっかりと書いていただきたいというふうに思います。私は、移植する人間が脳死状態のままで死の宣告を受けないということに割り切れない思いをいたしております。 それから、時間がございませんので、続けて申し上げたいと思います。